いすゞプラザ
プロジェクト一覧に戻る- 場所
- 252-0881 藤沢, 日本
- 年
- 2017
- クライエント
- いすゞ自動車
- 建築設計
- 坂倉建築研究所
- 展示設計
- 丹青社
- 植栽設計
- TREEFORTE
- ビオトープ監修
- 景域計画
国内自動車メーカーとして最も古い歴史を持ち、日本の経済成長を物流から支えた「いすゞ自動車」の企業ミュージアム「いすゞプラザ」と宿泊施設「プラザアネックス」のランドスケープを設計しました。白いマッシブなボリュームとそれらを支えるV字柱が印象的な建築は、いすゞ自動車の企業理念からパラフレーズした「運ぶ」「つながる」というキーワードから構成されました。ランドスケープもまたそれらの「運ぶ」「つながる」の要素と全体のデザインを踏襲し、中央のプラザガーデンにはトラックの荷台を極限までシンプルにし「運ぶ形」を体現したようなプレート形状の白いオブジェクトが点在しています。それらのプレートは、現物のトラックをのせるステージ、桜を眺めるテーブル、憩いのベンチ、緑と生き物が息づく池など、人々の活動や発見も含めた様々な形でのいすゞ体験をのせ、運び、見せるためのツールとなっています。社名の由来である「五十鈴川」をモチーフとした水景や、隣接するマザー工場の桜並木と連続していたとされる樹冠20m以上の巨大なソメイヨシノの老木とともに、いすゞの体験と精神がつまったミュージアムランドスケープです。